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認知症のデイの特徴

一般のデイサービスと認知症デイサービスの違いは一言でいえば「手厚いケア」です。特にパーソン・センタード・ケアといい「ご本人の症状や行動で判断せず1人の人格のある人として受け止める事を大切にするケア」を信条とします。

記憶障害(体や頭で覚えた記憶)・見当識障がい(時間・場所・人物がわからなくなる)・失語(言葉のやりとり、理解ができない)・失行(知覚、運動機能は保たれているが、一定の目的・行為を正しく行えない)・失認(家族がわからない)などの症状を理解した上でケアを致します。様々な症状はご本人の健康・精神的安定・日常活動・社会参加などに大きな障害をもたらします。しかもご本人はご自分の思いを伝える事にも障がいがあります。高度な専門的知識と経験に基づいて「その人らしい暮らし」を支え、寄り添うケアを致します。

認知症のアイデンティティー(自己同一性)の回復にもつながります。認知症デイのスタッフは認知症専門の研修や学習をしています。

認知症対応型デイサービスでICF分類を活用する理由

ICF(国際生活機能分類)とは

人の①生命レベル(生物レベル)
  ②生活レベル(個人レベル)
  ③人生レベル(社会レベル)
この3要素で「人が生きること」を総合的に把握することができます。

認知症の方は徐々に「できない活動」が増えていきますが、国際生活機能分類では「今している活動」「支援によってできる活動」「本人の希望の活動」などプラス面に着目して全人的視野でアセスメントすることができます。

認知症対応型デイサービス(くつろぎ)ではこの全人的なアセスメントを行い、その方のニーズに添ったプログラムを提供し、ご本人の尊厳を守りながら支援していきます。