超高齢社会と高齢者支援センター
町田市では約11万人の高齢者が生活しています。そのうち8割以上の高齢者は、要支援・要介護認定を受けずに生活を送っています。お元気な高齢者は約6万6千人にのぼります。
少子・高齢社会の在り方としてこの元気な高齢者が支援の必要な方を支える仕組みづくりや、健康を維持向上するための取り組みを進める事が有効だと言われています。
このことから、お互いに支えあう事のできる地域づくりが私たち高齢者支援センターの役割になります。
町田第3高齢者支援センターでは担当エリア全域に高齢者見守り支援ネットワークが広がり、支えあうまちづくりが進んでいます。またこのネットワークから地域で健康を支えあう活動として町トレ(町田を元気にするトレーニング)が生まれました。
この地域の「通いの場」は増加している一人暮らし高齢者や高齢者のみ世帯の方の健康を守る強い味方です。短期間に着実に歩行筋力、バランス筋力が向上し、「通い場」での豊かな交流が生活の活性化をもたらしています。
最近、厚生労働省はこの「通いの場」を活用してさらに「フレイル(虚弱)」になっている方の栄養管理や口腔ケアなどを組み合わせて「健康寿命の延長」を図っていこうとしています。
要介護となる要因の第1位脳卒中、第2位認知症、第3位虚弱です。この虚弱(フレイル)については日本医師会では「しっかりとした学術研究に基づく科学的知見(エビデンス)と国民運動論化を目指す仕掛け」が必要だと言い、かかりつけ医の役割としての「フレイル(虚弱)予防」を「健康寿命の延伸」の要に位置付けています。